【Blender 5.2】をインストールしたら最初にやるべき初期設定|初心者向けおすすめ設定

Blenderを挫折しない教えを考えたAI-NO1

Blenderをインストールして、いよいよ3DCGを始めよう!……と思ったものの、

「最初に何か設定したほうがいいの?」 「画面を日本語にしたいけど、どこから設定するの?」 「ノートパソコンでもBlenderを使える?」 「設定を変更したけど、保存はどうするの?」

と、いきなり分からないことが出てくるかもしれません。

Blenderは、インストールした直後の状態でも使えます。ただし、最初にいくつか設定しておくと、操作しやすくなったり、作業中のストレスを減らしたりできます。

この記事では、これからBlenderを始める初心者の方に向けて、Blender 5.2で確認しておきたいおすすめの初期設定を紹介します。

「設定項目が多すぎて分からない」という方でも迷わないように、 何の設定なのか → なぜ設定するのか → どう設定するのか という順番で、できるだけ簡単に説明します。

Blender 5.2の初期設定は全部変更する必要はありません

最初に大切なことをお伝えします。この記事で設定する内容は、すべての人が必ず変更しなければならないものではありません。

Blenderには非常にたくさんの設定がありますが、初心者のうちからすべてを変更しようとすると、「設定だけで疲れてしまった……」ということになりかねません。

そこで今回は、

  • 日本語で使いやすくする
  • 視点を操作しやすくする
  • キーボードやマウスを使いやすくする
  • レンダリングを高速化できる環境を整える
  • データを失いにくくする
  • 新しくファイルを作るときの初期状態を整える

という、Blenderを使い始めるときに知っておくと便利な設定を中心に紹介します。

Blenderの「プリファレンス」を開く方法

まずは設定画面を開いてみましょう。

Blenderの設定は、【編集】 → 【プリファレンス】から変更できます。Blenderを日本語表示にしている場合は、このような名前になっています。

プリファレンスを開くと、Blenderの操作方法や画面表示、保存、システムなどに関する設定を変更できます。最初は項目が多くて難しそうに見えますが、この記事では必要な場所だけを順番に見ていきます。

「編集 → プリファレンスを開く方法」を実演してみてください。

① Blenderを日本語表示にする

Blenderを初めて起動したとき、メニューが英語になっている場合があります。英語が苦手な方は、まず日本語表示にしておくと分かりやすくなります。

プリファレンスを開いたら、【インターフェース】 → 【言語/ 翻訳】にある言語の設定を確認します。

Blenderの日本語化では、【インターフェース】や【ツールチップ】など、どこまで翻訳するかを選択できます。初心者の方は、まず画面のメニューを日本語で表示できるようにしておくとよいでしょう。

「新規データ」は日本語にしたほうがいい?

ここで少し分かりにくいのが、【新規データ】という項目です。これは単純に「画面を日本語にする」という設定ではありません。

例えば、新しくCubeを追加したときのオブジェクト名や、データブロックの名前などを翻訳するかどうかに関係します。そのため、

  • 画面は日本語にしたいけれど、オブジェクト名などは英語のまま使いたい → 【新規データ】を無理に有効にする必要はありません。

Blenderではオブジェクト名などを英語のまま管理することにもメリットがあります。初心者の方は、「インターフェースを日本語にする」をまず優先すれば十分です。

「Blender 5.2を日本語表示に変更する方法」を実演してみてください。

② 「テンキーを模倣」はパソコンに合わせて設定する

次は、キーボードに関する設定です。プリファレンスの【入力】 → 【キーボード】を開いてみましょう。ここにあるのが【テンキーを模倣】です。

これは、テンキーが付いていないキーボードでも、キーボード上部の数字キーをテンキーの代わりとして使えるようにする設定です。

Blenderでは、テンキーを使って正面・側面・上面などの視点を切り替える操作がよくあります。そのため、ノートパソコンなどで独立したテンキーがない場合は、この設定を有効にすると便利です。

⚠️ 注意点

テンキーを模倣すると、キーボード上部の数字キーがテンキーとして扱われるため、通常の数字キーを使った操作の一部に影響します。

  • テンキーがある人 → 基本的にはオフのまま
  • テンキーがない人 → 必要ならオン

「テンキーがないから必ず設定しなければならない」というものではありません。

「テンキーを模倣をオン・オフして視点操作を実演してみてください。

③ 「3ボタンマウスを再現」はマウスに合わせて設定する

次に確認したいのが、【入力】 → 【マウス】 → 【3ボタンマウスを再現】です。

Blenderでは、マウスの中央にあるホイールボタン(中ボタン)をよく使います(3Dビューポートで視点を回転させるなど)。

もし中ボタンが使える一般的な3ボタンマウスを使用しているなら、この設定を有効にする必要はありません。一方、「中ボタンがないマウスを使っている」という場合には、3ボタンマウスを再現する設定が役立ちます。

初心者の方には、可能であればホイールの中央をクリックできる3ボタンマウスを使うことをおすすめします(Blenderでは中ボタンを使う操作が非常に多いためです)。

「3ボタンマウスを再現の設定とマウス操作」を実演してみてください。

④ 「選択部分を中心に回転」で視点を操作しやすくする

【視点の操作】項目では次の点をみてください。

Blenderで3Dモデルを作っていると、「この部分を中心にして周りを見たい」ということが頻繁にあります。そんなときに便利なのが、【選択部分を中心に回転】です。

この設定を有効にすると、選択しているオブジェクトや要素を中心として、視点を回転させやすくなります。初心者のうちは3D空間の操作に慣れていないため、こうした設定を有効にしておくと視点を扱いやすくなります。

「選択部分を中心に回転」をオンにして視点を回転するか実演してみてください。

⑤ 「自動透視投影」は好みに合わせて設定する

3Dビューポートには、3D空間の見え方として大きく分けて【透視投影】と【平行投影】があります。

Blenderを操作していると、視点を動かしたときに自動的に透視投影へ切り替わる設定があります。ここは「絶対にオフがおすすめ」という設定ではありません。初心者のうちは、「勝手に表示方法が変わって分かりにくい」と感じるなら設定を見直す、という考え方で大丈夫です。

「透視投影と平行投影の違いを実演してみてください。

⑥ 「自動深度」を有効にしてズーム操作をしやすくする

Blenderでモデルを拡大して見ていると、「もっと近づきたいのに、うまく近づけない」と感じることがあります。そんなときに関係するのが自動深度です。

自動深度を有効にすると、ズームや視点操作の際に、見ている対象の奥行きを基準にして操作しやすくなります。視点操作に慣れていない初心者の方は、実際にオン・オフを試して、自分が操作しやすいほうを選ぶとよいでしょう。

「自動深度をオンにしてズーム操作を実演してみてください。

⑦ 「マウス位置でズーム」を有効にする

次におすすめしたいのが、【マウス位置でズーム】です。

通常、モデルを拡大するとき、「この部分を大きく見たい」と思ってマウスホイールを回します。この設定を有効にしておくと、マウスポインターがある場所を基準にしてズームしやすくなります。

細かいモデリングをするときに便利なので、初心者の方にもおすすめです。

「マウス位置でズームをオン・オフして違いを実演してみてください。

⑧ 「Extra Shading Pie Menu Items」で表示切り替えを便利にする

次は少し特殊な設定です。プリファレンスの【キーマップ】を開き、検索欄などから「Extra Shading Pie Menu Items」を探します。

この項目を有効にすると、3Dビューポートで【Z】キーを押したときに表示されるシェーディング関連のメニューに、追加の切り替え項目を表示できます。

ただし、これはBlenderを始めたばかりの方が必ず設定しなければならない項目ではありません。まずは通常の【Z】キーによるシェーディング切り替えに慣れてから設定しても問題ありません。

「Zキーのシェーディングメニューと追加項目を実演してみてください。

⑨ GPUを使ってCyclesのレンダリングを高速化する

ここからは、パソコンの性能に関係する設定です。BlenderにはCyclesというレンダリングエンジンがあります。美しい映像を作れる一方で、レンダリングに時間がかかります。

そこで、対応しているGPUを搭載したパソコンでは、GPUを使ってレンダリングを高速化できる場合があります。プリファレンスの【システム】にあるCycles関連の設定を確認してみましょう(NVIDIA製GPUではOptiXが利用できる場合があります)。

初心者の方はまず、「自分のパソコンに対応GPUがあるなら、GPUレンダリングを検討する」くらいに覚えておけば十分です。

「GPU・OptiXの設定とCyclesでGPUを使う方法」を実演してみてください。

⑩ アンドゥ回数を増やして「やり直せる回数」を確保する

Blenderを使っていると、「間違えた!」ということが必ずあります。そんなときに使うのが【Ctrl + Z】(直前の操作を取り消す)です。

初心者の方は、操作を試している途中で何度もやり直すことがあります。そのため、アンドゥ回数をある程度確保しておくと安心です。ただし、回数を増やせば増やすほど必ず良いというわけではなく、メモリを消費するため、自分の作業量に合わせて調整するのがおすすめです。

「アンドゥ回数を変更してCtrl+Zで戻る操作」を実演してみてください。

⑪ 自動保存を確認してデータを守る

Blenderで作品を作っているときに最も怖いのが、「作業途中でBlenderが落ちた」というトラブルです。

プリファレンスの【セーブ&ロード】にある自動保存関連の設定を確認しておきましょう。Blenderには、作業中のデータを復元するためのファイルが一定間隔で作られる仕組みがあります。

ただし、自動保存は「自分で保存する代わり」ではありません。 大切な作品は、こまめに【Ctrl + S】で保存する習慣をつけましょう。

「自動保存の設定とCtrl+Sによる保存方法」を実演してみてください。

💡 Blender 5.2では「プリファレンスの保存方法」に注意

古いBlenderの記事では、「設定を変更したら、最後に【プリファレンスを保存】をクリックしましょう」という説明をよく見かけます。

しかし、現在のBlenderでは、プリファレンスは基本的に変更時に自動保存される仕組みになっています。 そのため、古い記事にある手順をそのまま真似して「設定したのに保存ボタンが見つからない!」と悩む必要はありません。

⑫ デフォルトのCubeを消して、自分だけのスタート画面を作る

Blenderを起動すると、最初からCubeが表示されています。しかし、「毎回Cubeを削除するのが面倒」という方もいるでしょう。

Blenderでは、起動時の状態そのものを自分好みに変更できます。

  1. Cubeを削除する
    • Cubeを選択して【X】キーを押し、削除します。
  2. 今の状態を「スタートアップファイル」として保存する
    • 【ファイル】 → 【デフォルト】 → 【スタートアップファイルを保存】を実行します。

これで、次回からこの状態を初期状態としてスタートできます。

💡 Cubeは消さなくても大丈夫

Blenderの基本操作を練習するなら、最初からCubeがあったほうが便利なこともあります。そのため、Blenderを始めたばかりなら、無理にCubeを消さなくても問題ありません。

「Cubeを削除してスタートアップファイルとして保存する方法」を実演してみてください。

初心者は、まずこの設定だけでもOK

ここまで12項目を紹介しましたが、全部設定する必要はありません。初めて触る方なら、まず次の設定だけ確認してみてください。

優先度設定項目内容
①日本語表示メニューを分かりやすくする
②マウス環境中ボタンが使えるマウスを確認する
③テンキーノートPC等の場合【テンキーを模倣】を検討
④視点操作操作しやすくなる設定を確認する
⑤自動保存万が一のトラブルに備える
⑥GPU対応GPUがある場合に検討する

最初から完璧に設定する必要はありません。「困ったときに必要な設定を追加していく」という方法でも十分です。

まとめ|Blenderの初期設定は「自分が使いやすくするため」に行おう

今回は、Blender 5.2をインストールしたら確認しておきたい初期設定について紹介しました。

特に初心者の方は、「設定を完璧にすること」より「実際にBlenderを触ってみること」を優先してください。Cubeを動かして、回転させて、拡大・縮小してみる。それだけでもBlenderの基本操作は少しずつ身につきます。

日本語化について。

余談となりますが、あなたが将来にBlenderを極めてプロとして活動や就職においては「日本語化」しないで英語表記で進めながら習得した方が色々と利点があります。

他の人との連動(外国の方)のときに、または日本人でも英語表記で進めた方がプロでは多いためスムーズに進行が進みます。

但し、英語が苦手な方は「日本語化」を選んで頭に入りやすい状態で進めるべきなかと感じます。

次の記事「Blender 5.2の使い方|初心者でも分かる基本操作と画面の見方」も参考にしてください。

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